「さすがに…自分も驚いたけどね…。
パパから話を聞くなり着物を脱ぎだして…男性だってカミングアウトされたらさすがに…電話でその事話していいかわからないし‥何より自分もまだ信じられないよ…。
でもここに来る途中…生駒さんは濃が男性だって事知ったけど口止めさせたって事を聞いたから少しは安心したけどね…。」
額に光る汗をハンカチで拭いつつ渇いた笑いを浮かべた徳家くんの言葉に呆気にとられていた諷馬が声を絞り出して尋ねた。
「知ってたって…!
姉ちゃん…!
いつ…?
濃ひ…いや…濃が男性だった事知ってたんだよ!」
「えっ…。
いやあ…例の京都の病院の時にね…。
でも…知ってるといってもあの時は…ハッキリと確信したワケではなかったし…今回…こうして目の当たりにして確信した感じよ…。」
私の言葉に諷馬は…“そうなんだ‥!”といいつつも頬をつねったりして現実を受け入れられずに頭を抱えた。
「じゃあ‥。
君が‥例の徳家局長から話があった人なんだね‥。」

