パパの言葉に羽柴さんは…頭を掻きつつ照れ笑いしながら答えた。
「…まあ…。
確かに…。
まさか…。
モデルの子にここまで怒られるとは…思わなかったけどね。
でも…そこまで自分の腕を信じてくれたら…答えないわけにはいかないよなあ…。
それに…このままこの三大プロジェクトに穴をあけるわけにはいかないし…それになんか織田君のおかげでなんか初心に抱いてた気持ち思い出したよ…。」
「初心に抱いてた気持ち…?」
しみじみ語る羽柴さんの横で…未茶が首をちょこんと傾けて聞き返した。
「いやあ…昔写真家になりたいって意気込んでた頃…なんでもいいから写真がむしゃらにとりまくってた時代は…フィルム現像する時とカメラのレンズ覗いて構える時がほんと生き甲斐を感じてたひと時だったなあ…って思ったら最近そんな気持ちでカメラを構えてなかった気がするなって思ってね。
俺も…プロのカメラマンのはしくれだ…!
写真で認められたいしな…。
なんか…ちょっとムカッときたけど…織田君をモデルに起用したいのでこちらからもお願いするよ…。」

