パパは私達の隣で羽柴さんを相変わらず睨む殿を目配りさせながら尋ねた。
「う…うん…。
そんなとこかな…。」
しどろもどろで声を詰まらせながら…パパの質問に答えた私は殿の腕の袖を引っ張った。
「あ…。
隣にこしてきた… 織田君…。
えーと…。
名前は…。」
「織田三郎信長です…。」
「織田…三郎信長…。」
困惑した私を見ながら…突然自分の名前を素直に名乗った。
私と諷馬は…ゴクリと生唾を飲み込み固唾を飲んで見守った。
パパは…少し沈黙の後…。
「織田君でいいかな?
実は…うちの雑誌に君を起用したいんだけど…正式に契約してくれないかな?」
「えっ…!?」
私も諷馬も意外な展開に顔を見合わせた。
「羽柴さんの腕を見込んで…モデルになりたいっていってくれる子って滅多に出会えるもんじゃないと思いますよ…。
この際…徳家局長とこのまま話を進めて…うちの社と羽柴さんとカミ☆スンの企画で彼をプロデュースしてみませんか?」

