まあ見ているというよりは、睨んでいるようにも見えなくないかなあ…。
殿の様子を背後から見守りつつ…未茶と羽柴さんのやり取りを見守る。
未茶は急に目を潤ませると困惑する羽柴さんに確認するように尋ねた。
「もしかして…。
女の子がご希望でした?
私…。
誰かモデルやりたい人がいたら紹介してとしか聞いていなかったから…てっきり男女問わないで探してるのかと思ってしまいました。
ちゃんと確認すれば良かったですね。」
シュン…と肩をすぼめ俯いた未茶は…小悪魔ぶりを発揮した。
対する羽柴さんは…落ち込んだ未茶をみて慌てて言い繕った。
「…い…いや!
あっ…。
そうそう…!
男の子のモデル志望がちょうど欲しかったとこなんだよ。
実はあの有名なダンスパフォーマンスグループ“Furinkazan”〈フウリンカザン〉のリーダーであるKabuto〈カブト〉を取材で撮影する予定だったんだけど‥急にドタキャンされちゃってね!」
「えっ…!?
FurinkazanのKabutoが‥!?」
私と愛は身を乗り出して…ミーハーぶりを発揮した。

