未茶には安心して仕事の愚痴もいえるのか…仕事の不満を明るく冗談を交えながら話した羽柴さんは…ふいに私と愛を見て尋ねた。
「いえいえ…。
とんでもない……!!」
私と愛はお互いを交互に指差して顔を見合わせた後…ぶんぶんと風を切る音を立てて否定した。
「あっ…。
彼女たちじゃあ…ないですよ!!
この子なんですけど…。」
「えっ…!?
えっ…!!
えっーーー!!」
殿の背中を推した未茶に…羽柴さんは殿を足のつま先から…頭のてっぺんまで凝視するといきなり未茶の腕を引っ張ってこそこそと話す声が聞こえてきた。
「いや…。
あの未茶ちゃん…。
男子って聞いてなかったんだけど……。
何かの冗談かなあ?」
うろたえ気味の様子で…殿をチラ見した羽柴さんは未茶に問いただした。
「あの…様子じゃあ…。
絶対…脱がす気だったわね…。
いっその事脱いでもらっちゃえば…!!」
耳打ちした愛の言葉に苦笑いを浮かべた。
殿を見る羽柴さんは、何度も振り返りざま凝視しうろたえているその様子を…殿は黙って見ていた。

