『武士ドルが斬る!?』〈前編〉



 そんなにデザートも食べてもいないのに…お茶とお料理だけで満喫感を覚えた私達はまったりと座椅子にもたれ時計を見た。



 「…もうすぐ14時かあ…。
 さすがにまったりしすぎちゃったね…。

 待ち合わせの場所は…この上の階なの?」



 あまりにまったりしすぎて…時間がたっていた事に驚いた私は未茶に撮影場所について尋ねた。



 「うん…。
 そう…。
 この上の最上階に撮影所あるんだ…。

 ちょっと早いけど…覗いてみる?」



 未茶の言葉に私達は頷き…まったりしすぎた体をおこして支払いを済ませた。



 「また…いつでも来て下さいね…。」



 帰りがけ…オーナーさん直々にお見送りしてくれて…なんとなく気持ちもお腹もほっこりして私達はオーナーの千利さんにお礼を告げてエレベーターで目的地を目指した。




 「殿…。
 エレベーターのボタン押してみます?」



 また…エレベーターの中で暴れられても困るので…私は殿の手をしっかり握りエレベーターの押しボタンの前に陣取ると殿に扉を閉めるボタンと最上階のボタンを先導した。