「ちょっと…!?
誰よ…!
部屋間違えたんじゃないの?」
入ってくるなり丁寧に正座した状態でお辞儀をしたそのオジサンを見て未茶に小声で尋ねると彼女はフフフ…と笑い答えた。
「大丈夫…。
ここのオーナーさんの宋 千利〈ソウ センリ〉さんよ‥。
すみません‥。
慣れないもので失礼しました。」
未茶の言葉に…頭をゆっくりとあげたこの店のオーナーの…宋 千利さんは穏やかなな笑みを浮かべ私達のテーブル近くに置いてあった茶釜のようなものに湯を入れて私達にお茶を煎じてくれた。
「先程‥未茶殿よりご紹介に預かりました‥。
この店のオーナーやらせてもらってます‥宋と申します。
皆様からは‥千利さんと呼ばれ親しんでもらってます。
ようこそ‥。
おいでくださりました‥。」
お茶を配り終えた千利さんは‥丁寧に私達に挨拶をして深く敬礼したその様子に‥慌てて私達もかしこまって一礼した。
「いやあ‥。
また来てくださるとは嬉しいです。
しかもお友達も連れ立ってきて下さるとは‥この上ない喜びです。
本日は‥ごゆるりとしていって下さい。」

