やがてそんな私達は後ろからくる群れに押されながら…横断歩道を渡りきった所でガッチリと繋いぎあわせたまま頭上に掲げると、未茶と愛と諷馬を人混みから探しだしそのままの状態で振りかざし自分達のいる場所を知らせた。
「はあ…!
なんだか目が回るわ。
どっちに進んでいいのかわからなくなるわよね!」
私達の姿を見つけて合流した愛は…乱れた髪を手で軽く整えた。
「どこで…お昼とります?」
未茶は建物を見回しながら答え私達もひとまずぐるりと見回しながら探したが…ランチタイムという事もありどこも混み合っていた。
「羽柴さんと会うの午後3時だけど…この混みようじゃ時間に間に合いそうもないわね…。
どうする…?」
店の前に人垣の列を見つめながら私はみんなに尋ねた。
「じゃあ…。
先に撮影所までいきますか?
同じ建物内に小さいカフェがあるんですよ…。」
未茶の言葉にその場にいた者が同意してひとまず…待ち合わせしたビルを目指した。

