『武士ドルが斬る!?』〈前編〉



 次は―――諷馬が見立てた服装だが…。


 今冬流行のレザーのジャケットで色はブラックを羽織るその下に…黒の長袖Tシャツを重ね合わせたブークレニットソーアンサンブルというVネックの渋めな赤色ニットに合わせた重ね着のトップス…。

 更にスリムでタイトな明るめなグレー色のデニムパンツでスマートかつシンプルに着こなす現代風の装いがあまりにハマりすぎて…一瞬…“誰???”と疑いたくなる程のイケメンっぷりに私は胸を撃ち抜かれた。



 「すごーい!!
 モデルとしてこれなら紹介しても大丈夫よね!!」



 あまりの変貌ぶりに愛もようやく声を絞りだしてハシャいだ。



 「すごく…。
 お似合いですよ…。

 特に赤の配色がすごくお似合いですわ!

 全て…諷馬君のお見立てかしら?」



 未茶が諷馬の方をチラ見しながら…殿に尋ねた。



 「…もちろん!!
 弟の見立てだ!!
 何の色が好きかと聞かれたので…赤が好きだといったらこの装いに見立ててくれたのじゃ…。」



 「へえ…。
 諷馬君…!
 服のセンスいいわね―!!」



 殿を始めとして…愛にもベタ誉めされた諷馬は…チョッピリ照れながら頭を掻き嬉しそうに微笑んだ。