TVには専門家の人らしき人がうつっていたがその中に戸塚教授の姿もあった。
「戸塚教授じゃない…!?
あの人…!
TVにでる程有名人になったの?」
受話器の向こう側にいる諷馬に尋ねた私に諷馬は声を潜めて返した。
「それ…どうやら生番組みたいなんだけどさ…。
その近くにいる司会を挟んで左側に座っているおっさんいるだろ…?
実はその人…の蔵から歴史的な物が発見されたって大騒ぎになってたみたいなんだよね…。
その歴史的な物が暦に関する密書らしいんだ…。
なんかこの話おかしくない?」
諷馬に言われて私は例の京都で出会った武装派集団が頭をよぎった。
「まさか…あの事件に関する人物…!!」
考えただけでも体が今でも震えてくる…。
「……うん………。
そうだと…思う。
でもそれにしては…堂々と出過ぎだよね…!
徳家さんともさっきメールのやり取りしたとこだよ…!」
ギクッ…。
まさかのこのタイミングで再び徳家くんの名前を聞き慌てて話題を変えた。

