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「はあ…。
いいお湯だった…!」
憩いのバスタイムを満喫した私は満足しながら再びリビングへと帰ってきた。
「まだ…電話こないわね…!
どこかで殺しあってなきゃいいけど…(汗)」
「それは‥ないんじゃないんないの?
殿はだって“殺しはしない”っていってたわけだしね‥。」
おい‥おい‥(汗)
サッパリしてきた風呂上がりの人の前で穏やかな話はやめてほしい‥。
時計を睨みつつお化粧をおえた愛と未茶のやり取りに苦笑しつつ‥私も時計を眺めた。
殿達がここをでたのが…ちょうど9時ちょっとすぎだった‥。
あれから時計の針はちょうど10時をさそうとしていた。
殿達がどこまでいったかは‥まったく見当もつかないが諷馬の事だしきっと‥繁華街の方とかに繰り出しているだろう‥。
繁華街といえば‥人や車の行き交う群れが半端なく押し寄せてくる。
交差点だって‥スクランブルのとこだってある‥。
なんだかそんな事を考えると‥急に不安になってきてしまった。
諷馬はともかく――殿は無事なのだろうか‥。
コチコチと刻む時計の針を‥ボッーとみながら私は不安要素ばかりを連想している事に気づき慌てて気持ちをふるった。

