二人が争う姿なんて…これ以上見たくはなかったというのはもちろんあったけど…抵抗も出来ずに殿に抱かれた時に感じた素直な気持ちでもあった…。
「やっと…会えたって思ったから…!
確かに…軽率な行動だって思ったけど…それでも…!!」
「もうっ……いいよっ!!!!!
わかったよ…!!」
涙で視界が悪くなり…諷馬の顔が歪むなか思いの丈をぶつけた私に…諷馬は怒りに声を震わせて叫んび床を力まかせに殴った…。
「…今日のとこは…姉ちゃんに免じてとりあえず身をひくけど…あんたを認めたわけじゃないからね!!」
諷馬はふてくされ気味で殿を睨み捨てゼリフを吐いた…。
「別にお主の許可などいらぬわ…!
お主にいちいち断りをいれなきゃならぬほど…お主は偉いのか?」
厳しい口調で諷馬を睨みつけた後…視線を私にと移して足を進め私の前にたった。
私の頬に手をあてたまま親指で私の涙を拭うその手の平の温かさに顔を赤らめた。
「…つうかっ!
あんた…!
前に俺の車のトランクから出てきた人だよな!
どうしてここにいるんだよ!
それに濃姫は…どうしたんだよ!
あんなにあんたの事心配してたみたいだけど‥(汗)」

