諷馬の抗戦的な態度に声を荒げた。
きっと殿が私の頼みにも応じずにいたならば…諷馬は殴り殺されていたに違いない筈だが、私の意見を尊重しきっと怒りを押さえて我慢する事だって…昔の殿からすると考らないだけに…再び殿を刺激したくはなかった。
「だって…!
姉ちゃん!
こいつ…姉ちゃんを…!」
「お主…!
いつまで吉乃を自分の独りよがりで振り回す気だ…!
おなご(女性の事)に助けてもらってお主はずっと吉乃の足枷としていくつもりか!!
お主を思い体をはったというのに…お主は吉乃を責めてばかりじゃないか!」
私を睨んだ諷馬に…殿は鋭く瞳で睨みつけた。
「…それは…。
いや、だからといって今回の事は許せない…!」
殿から声を荒げられた殿の言葉に…図星を突かれた諷馬だったが私の格好を見ながら憎々しげに声を上げた。
「諷馬…!
わかってよ…!!
私…。
別に無理矢理じゃなくて…私が彼でいいって思って受けいれた事なの…。
諷馬が心配してくれるのは嬉しいけど…!
私…。
彼の事も大事だから…。
ほんと…ごめん…!」

