諷馬は殿を殺気丸出しの目でみた。
殿は私を一瞬チラリと見ると素っ気なく答えた。
「そんな事…お前には関係ないっ!
」
さすが魔王と恐れられた殿は…半端なく鋭い目を光らせて諷馬を睨みつけた。
諷馬も一瞬その表情に躊躇しながらも…私の前に歩みより腕を引っ張った。
「姉ちゃん…。
今から警察行こう!」
「えっ…。
ちょっと…!
待ってよ…!」
諷馬の手をほどき抵抗したが…諷馬は無理矢理さらに引っ張ったその様子に…殿の怒りが爆発した。
ドカッ…………。
思いっきり諷馬を殴り倒し諷馬は吹っ飛んだ。
無勢に多勢で…さすがの諷馬もこれには怒り爆発…!!
殿に叫びながら突っ込みそのまま玄関で乱闘になった…。
「やめて…!!」
殿に一撃食らわせた諷馬にまた切れた殿は…諷馬の上に馬乗りになって殴りつけたその光景に…諷馬が殺されると確信して私は殿が拳を振り上げた時…殿の胸に突っ込み叫んだ。
「この子!
私の弟なのっ!!
お願い…!
これ以上殴ったら死んじゃう!!」

