『武士ドルが斬る!?』〈前編〉



 「あのっ…!!!
 私っ…………!」


 殿の手が私の両手を押さえ…唇を重ねる。


 最後の手段…!!!



 素直に打ち明けよう!!!!!



 キス攻めにあいながら…私は殿の首もとに両手を回した。



 「殿にお願いがございます…。」



 再び動きがとまり殿は私を見つめた。


 「なんじゃ?」


 ちょっと…反則なんですけど…………………!

 優しい目で見つめられた殿の反撃に赤い顔で声を張り上げた。



 「…私っ…………!
 は、は、初めてだから…!!

 その………………。」



 うまく伝えられたとは言えないけど…勇気を振り絞り仄かな期待を寄せた。



 殿は………というと ………………………!


 一時停止の状態で私をじっと見つめたがいきなりククク…と笑いはじめた。



 「心配するな!
 わしも…こちらの世界では‥‥初めてじゃ…!!!」


 えっ…?

 どーゆう事…?


 だって子供もいたわけだし…そんな事は…!


 意味深なセリフを残した殿は私の額にキスをした後…額を合わせたままの状態で囁いた。