「本格的に…降りそう!!」
上空の暗雲立ち込める景色を見上げながら…私は覚悟を決めてインターホンを押した。
ピンポーン‥。
ピンポーン‥。
ピンポーン‥。
インターホンのチャイムが家の中に響き音声が聞こえて来るの待つが雑音すらも聞こえない‥。
再度鳴らすか考えたが私は門越しに見える玄関近くのカーテン越しに誰かの影を見つけた。
居留守かしら‥‥‥。
とりあえず門の中に入り玄関の前に立つと扉を叩いて声をあげた。
「スミマセン‥!
織田さん‥!」
玄関の扉をドンドンと叩きながら呼んでみたものの一向に出る様子はない‥。
仕方ない‥‥‥。
また出直すか‥。
そう思って踵を返した時…またもや玄関近くの窓からゆらりと動く人影を捉え窓の方向に足を進めた。
「織田さん?
隣に住んでる生駒と申しますが…!」
窓口のカーテンが少し開いてまだ微かに揺れているのを見ながら私は窓口に向かって声をあげたが音沙汰無し…。

