『武士ドルが斬る!?』〈前編〉



 ママの言葉は…完全スルーで先を促した私に顔を歪めてまた話始めた。


 「もう…!!!
 ノリの悪い子なんだから―――――――――――!!


 まあ…いいかっ!!!


 そしたら…その人ね…!!!!


 名前は…?
 …って聞いたら…!!!


 『織田三郎…信長??』


 どっちが名前だろう?

 まあ…いいか!

 多分…三郎の方だと思う!!


 あと職業は…。
 ‥って聞いたら…!!


 『天下人。』


 ~っていうのよね…!

 悪いんだけど…隣に回覧持っててもらえない?」



 はいっ…!!
と言って私に無理矢理回覧板を渡した。


 「ちょっ…ちょっと…待って!?
 そこであったんだから…ママがいってくりゃあいいでしょう?」


 私はママの嘘臭い話に困惑して…回覧板を突き返した。



 まさか…!
 という期待と…。
 そんな事ある訳ない…!
 という疑心に苛まれた。

 「俺が行ってこようか?」


 諷馬が横入りして…尋ねた。



 「諷馬は‥パパを車で駅まで迎えにいってくれない?


 小雨振ってきちゃってるから…!


多分…にわか雨だと思うんだけどね!


さあっ…!
2人とも早くっ…!!」