二階の窓越しに見下ろした位置は…ちょうど隣の家の庭に面していた。
――――タンッ!!
隣から聞こえる音は‥どうやら庭先で何者かが弓弦のような物を弾きそして庭先の木に向かって何かを投げつけ‥いやいや‥投げつけるというよりも何かを打ちつける音にも似ていた。
‥え~と‥。
‥え~と‥。
例えるならば‥。
「―――弓矢だ!!」
学校で弓道部から聞こえてくる音と一致して‥私は慌ててベランダへと踊りでた。
―――――タンッ‥!!
私はベランダから身を乗り出して‥隣の庭先から放つ弓矢を射る人物を探した。
――――コンコン‥。
「姉ちゃん!
ちょっといい??」
部屋の扉を叩く音の後に諷間の声が響いてきて…私はあまりにも身を乗り出しすぎて体勢を失った。
「やばっ!!!!」
「入るよ…!!!!」
不自然に感じた諷間は‥ベランダより身を乗り出して今にも‥という光景を目の当たりにしたのか?
「姉ちゃん!
早まるなよ!!!!」
慌てて私の近くに走り寄り私の身体をベランダから引きずり下ろしてくれたおかげで私は‥ベランダにそのままペタンと座り込んだ。

