ブブブブブ…。
内輪揉めの最中…携帯のバイブ音に阻まれ私は携帯の表示を眺める。
携帯のディスプレイに…“徳家君”の文字が表示されたのを‥ママと諷馬も無理矢理覗き混んできたので慌てて着信ボタンを押した。
『あっ‥。
生駒さん‥?
徳家です。
ごめんね…。
何度もかけちゃって‥今‥大丈夫?』
こんな時に‥‥‥‥。
まさかの‥噂の人物が登場‥!?
ママ達が聞き耳をたてて私に近づいてきたのを追い払いつつ答えた。
「あ‥。
うん‥。
大丈夫‥。
どうかしたの?」
ママ達の詮索から逃れて‥リビングに逃げてきた私はソファーにこしかけた。
『うん‥。
実は‥今日家の方の用事頼まれちゃってさ。
今日‥生駒さんのお家に行けなくなっちゃったから‥お詫びの電話も兼ねてね‥。』
「えっ‥。
あっ…!
いやあ‥全然っ!
問題ないからっ気にしないで!」
心の底からホッとして…明るくいった言葉に受話器の向こう側で苦笑いをしつつ徳家君が答えた。

