「うん…。
実は僕の前世…。
明智光秀っていう戦国武将だったんだ…。」
えっ…………!?
明智光秀という名前に…一瞬顔から血の気が引き…身体が凍りついた。
「う…そ…??」
苦笑しながら…悪い予感を払う私の様子を見て明石君は、口元に怪しげな笑みを浮かべた。
「明智光秀ってしってる?
あの織田信長の家臣で…本能寺の変で主君を裏切り自害させた…その人の生まれ変わりだってもし言っても信じてるくれる?」
なぜ私にそんな話を持ち出したのか…意図的なモノはわからなかったけど…戸惑いながらも答えた。
「うん…。
知ってるよ…って言っても、お姉ちゃん日本史得意じゃないから詳しくは知らないんだけどね…。
明石君は…なんで自分の事そう思うの?」
私の言葉にフッ…と寂しげな表情を浮かべ明石君は答えた。
「物心ついた頃からずっと見てるんだ。
それで…パパがおかしくなっちゃった…。
嘘はついてないのにさ…。
僕が頭がおかしいって…精神科にもつれていかれた。
でも結局精神的な病気だからっていって…誰も僕の話を信じてくれないんだ…。
お姉ちゃんは…信じてくれる?」

