「うん…!!
それだったら行くよ!!」
「じゃあ…その前にレジで卵買ってくるね。」
嬉しそうに微笑んだ明石君に心なしか安心して一緒にレジに向かい精算を済ませた後スーパーを後にした。
「学校は…どっちの方角?」
「あっち…!」
明石君が指差した方向をみると…屋根部分に十字架が見えた。
「教会…?」
「うん…!
パパの暴力が酷いから…また暫く教会が僕のお家と学校になるんだって…!
施設っていうとこになるのかな……?」
明石君の言葉に驚いたと同時に事情も知らずに学校行きを勧めた事を申し訳なく思い謝った。
「ごめんね…!!
明石君の事知りもせずに学校行けなんて無理に勧めちゃって…!!」
慌てて謝った私に明石君は…首を横に振り答えた。
「ママも…シスターだから‥教会は嫌いじゃないよ!!
それに…ここ来るの初めてじゃないしさ!」
「初めてじゃない?」
明石君の言葉にコクリと大きく頷いた明石君は…私の手を握った。
「うん…。
パパ…僕をみると怖い顔になるんだよね!
それで小さな時から…ここにきてるからもう何度目かなあ…!
こことお家を行ったりきたりしてるからさ…。
でも…今度はもう戻れないかもね。」

