「確か…織田信長の側室に生駒吉乃という人がいたんだ。
織田信忠の生母で39歳で病死しているって史実ではなってるけど、信長より4歳年下説や5歳年上説はあるみたいだけど一度結婚してるところからみると5歳年上説が有力みたいで…39歳で亡くなってる説もあるけど…20代後半で亡くなっている説もあるらしくて…まあこの辺はいろいろ説がありすぎて定まらないけど信長公よりも早く亡くなってる事は確かな事なんだよね!
俺…生駒の話聞いて背筋が凍ったよ。」
「…そうなの?
実在する人だったんだ…。」
歴史に詳しくない私は…逆に福沢部長の話に感心しながら聞いていたら突然…部長はテーブルを荒々しく両手で叩きつけた。
「実在するかもわからない君が…そんな夢を見たのがスゴい話なんだよ!
みんな…君が歴史に対して知識が薄いのは知っているだけに…その話だからなあ…!
生駒吉乃といえば…最も織田信長に寵愛された側室として有名で…最近わかってきている話では…吉乃の屋敷でいろいろ情報交換が行われていたのでは?っていう説まで出てきてるほどだよ。
現に豊臣秀吉もその屋敷に出入りしていて…信長と出会ったという事になっているし正室の濃姫よりも早く出会っていたという話もあるみたいだしね…。
だから…実に興味深いよ…。」

