「まあ…という訳で私の夢の話はこれで…おしまい…!」
目を丸くして何を期待してたのかわからないが…その場にいた者は私の夢の話に黙りこんだ…。
私はその隙に愛達の所に移動してようやく足を伸ばす。
「さっきの話…って本当?」
愛も真顔で訪ねてきた。
「まだ…疑ってるの?」
私はメニューを見ながら愛の言葉に答えた。
「これは…世紀の大発見かも…!?」
沈黙を保っていた連中は福沢部長が声をあげたのと同時に一斉に私たちにカメラを向けるとフラッシュを焚き付けた。
「ちょっと‥眩しい!?
やめてよ…!?」
突然…パチパチとカメラを向けられた挙げ句の果てに…フラッシュの光線があまりにも眩しくてまぶたを閉じた。
「ちょっと‥!
眩しいんだけどっ!?」
周囲にいた友人達もフラッシュの巻き沿いをくらい…手で光を覆った。
「吉乃って…その夢の中で呼ばれてたなんて言ったよね。」
福沢部長がお酒を手に持ちフラッシュを塞ぐように私たちの前に体面して座った。
「そうだけど…。
それがどうかしたの?」

