罰ゲーム記者会見の開始挨拶とともに一斉にその場にいたサークル仲間が挙手した。
その後お決まりのようにサークル部長…福沢幸伸〈フクザワ ユキノブ〉がその中より人選して選ばれた者が発言権を勝ち取り立ち上がる。
「国際メディア学部 情報文化コミュニケーション学科 2年 芥川と言います。
本日…あの歩く大仏として恐れられている日本史の講師 権田 兼人〈ゴンダカネヒト〉教授の歴史の講義で居残り事件を起こした際に“…殿…”なる寝言の真相をお聞かせ下さい!!」
「えっ…?」
サークル仲間は…興味深々で自分の取材メモを片手に私に注目した…。
どんなネタでも焚き付けて会見風に暴露させるのがこのサークルのしきたりだという事は十分知っていたが…いざ自分がその餌食になるとは…とこの場でも肩を落とし覚悟を決めて白状する。
「確かに…日本史の講師 権田 兼人〈ゴンダカネヒト〉教授の講義で私は…不覚にも居眠りをしてしまいましたが…殿なる人物については夢の中での呼び名でして…架空の人物です!」
私の発言にまた一斉に挙手が上がる。
また…部長の人選により発言権を得た者が立ち上がって応戦してきた。

