「2つ目は…そうだなあ。
夢に感化されてるのもあるだろうけど…言葉で表せば懐かしいかなあ。
いろんな悪評とか授業で聞いたりしても…なんだろう…。 …不思議と許せてしまうみたいな感覚なんだよね。
うまくは言えないんだけどね。
私も会いたいな…。織田信長公に…。」
しみじみと私は夢の中の殿の顔を浮かべて空を見上げた。
「なんか…弟君の気持ちわかるなあ…。」
ミルクティーを飲みながら私の横顔を眺めて呟いた徳家君に聞き返した。
「えっ…。
何が…?」
徳家君の言葉にドキッと胸を震わせた私に気づき徳家君はまた話を続けた。
「生駒さんの夢の話を聞いてると…仮説に思えないって感じるのはさあ…。
生駒さんが…その夢にリアルに感情移入してるからというのもあるんじゃないのかなあって思う。
俺みたいな第三者には…刺激的に思えるけど…弟君…。
諷馬君ってお姉ちゃん想いだから…現実にいる相手に恋焦がれてるならまだしも…夢の中の人物で、しかもこの世にいない人物に愛おしそうに話されたらヤキモチやきたくなったんじゃないかなあ…!!
男って単純だからさ!!」

