『武士ドルが斬る!?』〈前編〉



 「ありがとう…。
 徳家君…!
 なんか徳家君に夢の話して良かった!」


 なんだか…同士を見つけたような感覚にとらわれ…彼に対して親近感を持てた私は徳家君に改めてお礼を告げた。


 「今度は俺から質問してもいい?

 まず1つ目…。
 生駒さんは…夢以外に不思議体験した事があるか?

 次2つ目…織田信長をズバリどう思っているのか?」


 徳家君はあどけない表情で二つの質問を投げかけた。


 「えっ…とぉ…!
 不思議体験って例えば…徳家君みたいな感じ?」


 私の問いかけに徳家君は“そうそう‥。”と頷き答えを待った。


 うーん…と考え過去の記憶を引っ張り出してみても‥もともと歴史に興味なかった私は、これといって思いつく事は見つけられなかった。


 「1つ目の質問については‥特にないかなあ‥。
 母親から聞いた話だと…昔お化け屋敷で、武士の鎧きたお化けに抱っこ求めて追っかけ回してたっていう感じではあったみたいだけどね。」


 「まさに‥それ不思議体験じゃない?」



 徳家君は私の話に吹き出し、声を揃えて笑い2つ目の質問を答えた。