キャリーを持った人の流れを横目に、反対側のホームへ向かう。



時刻は11:40。



腹が減ったわけではないけど、口寂しさを感じる時刻だ。



ファーストフードが食べたい。



油ばっかで味が濃い、栄養なんて1%も入ってないと思われるアレが食べたい。



方向転換して改札の前まで来たところで、ろくにチャージをしていないことに気がついた。



どうしてもそれがいいわけではなかったので、特にため息はでなかった。





今日は日曜日。



皆暇人だな、なんて自分のことは棚に上げて急ぎ足で向かう人達を見ていた。