「美幸、お母さん達が来たよ」


「ん、んー。ありがとう」


「いえいえ」


「話してくるね」


「俺も一緒に行く」


「わかった」


お母さん達に会うのが少し怖い

けど、洸太が近くに居るから安心できる

これからの生活をどうするか決めなきゃいけない

東京には戻りたくない

それだけ言っとかないと駄目だから


「お母さん、お父さん、愛」


「美幸」

「おねぇちゃん」


「心配かけてすいません」


「いいのよ。美幸が生きていれば。もういいのよ」


「ありがとう。これからの生活の事なんだけど…」


「東京には戻りたくないんだろ?」


「うん。身勝手でごめんなさい」


「美幸の好きなようにしなさい。美幸が元気で居ることがわかればいいから」


「うん。大阪で暮らそうと思う」


本当は家族一緒に暮らしたいけど、東京は無理なの