琉真が好きだって思ってくれてるのは、
あたしだけだって…
そう言ってくれるのは嬉しいけど、
返答に困るよね……うん。
「嘉鈴も、オレとヤりたいってホントは思って
んだろ?」
はぁあっ!?
ヤりたいって……
ストレートすぎるでしょ!?
「意味わかんないし……」
じっと見つめてくる琉真の視線に耐えられなくて、俯く。
「ここで目ぇ逸らすのは、そうだって言ってる
ようなもんだぜ?」
ドキッ…
さっきから、
琉真の言葉にはドキドキしかしてない。
だから、
少しだけ……仕返しをしようと思った。
ギュッ…
琉真の制服を掴んで、
一気に耳元にまで顔を近づける。
「……好き…だよ………」
勇気を振り絞って言った言葉は、
余計に琉真を刺激しちゃったみたいで……
「今日は寝れると思うなよ?」
なんて言ってきた。