千尋には聞こえないように、コソッと言うと、



真紘はフッと笑って、




「バッチリ」




って言いやがった…。



……ギャーッ!!



年頃の女の子の部屋にあがりこんで寝顔を見るとは何事だいっ!!




「最低最低最っ低!!」



「別にいいだろ?
昔は隣で寝てたくらいだし、それに比べれば…「良くない、バカぁ!!」




ほらそうやって、すーぐ昔のこと言う。



いつまでも子供扱いしないでよ…。



……って、何でそんなこと思ってんだろ!



別に、真紘にどう思われようが関係ないのにね!