「あっそ。」 せっかく聞いてあげたのに、そんな返事ある? ホント、ムカつく態度だな! フンッと鼻を鳴らして、さっきの場所に戻ろうとすると、 「ちょっと待て」 真紘があたしの腕を掴んできた。 「な、何?」 ビックリして噛んでしまったあたしの質問に、真紘は、 「さっき、柊と何話してたわけ?」 そう、聞いてきたのだ。