「萌。
黙るか、こっち来るか、選んで」
あたしに向けた視線は優しかったけど、
言葉にすごく重みを感じて…。
「あっ、じゃあ…そろそろそっちに行くよ」
ずっとサッカー部に目がいってたから、
「ちゃんと野球部の見学しろよ」みたいな感じだったんだろうなぁ~。
「あっ、萌先輩」
そしてあたしが野球部の方に戻ろうとすると、
後ろから綾斗くんの声。
んでもって…千尋の視線…
めっちゃ刺さってます、千尋さん…。
けど無視するのもなぁ、と思ったので、
くるっと後ろを見て、
「ん?」
と、短く返事をした。
メニュー