【*真紘SIDE】
階段を下りて、自販機の前にいる柊たちを見つけた。
「よぉ、さっきは面白ぇこと言ってくれたな」
なんて、本音は全然面白くなかったが。
「あはは、そうですか?」
「あぁ。
ずいぶん面白い冗談だったけど?」
「……冗談じゃないですよ?」
………やっぱりな。
だと思った。
けど、『彼女にしたい』とは言ったけど、
『好き』とは言ってねぇよな?
本気……ではないよな?
「お前、萌のことどう思ってんの?」
こんなこと聞かなくても、
答えは、何となくわかっていたけど…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…