「何そのリアクション。図星?」



「う……ん、まぁ…」



「で、何考えてたの?」




そう言ってきた千尋。



さっき言おうとしてたんだし、言ってもいいよね。




「あのね、
綾斗くんのこと考えてたの。」



「「綾斗!?」」



「えぇ、何よ、急に大声出して……」



「あ、綾斗って、1年生の柊綾斗か!?」



「そうだけど…」




あたしが真紘の質問に答えると、真紘は眉間にしわを寄せて、




「何で?いつ知り合ったんだよ!!」




と、あたしの方に身を乗り出して聞いてきた。




「さっきジュース買った時にたまたま…」