眉間にしわを寄せながらストラップを見つめてる真紘。 ……あたしのセンスといえばあたしのセンスだけど…。 「綾斗くんのセンス…もあるかな…?」 「マジかよ…」 そう言うと、真紘の眉間のしわはだんだん濃くなっていく。 「もしかして、 柊と二人で買いに行ったのか?」 「え…と……―――うん。」 「ふぅん……」 あ、あれ…… 機嫌…悪くなっちゃった……?