「ホントに萌と付き合える日が来るなんて思わなかった…」



「あたしは…真紘を好きになるなんて思わなかった。」



「う゛っ…ちょっと傷付くんだけど…。」



「あっ…ごめん…」




キスの後、まだこたつに入ったまま、あたしは真紘に寄りかかっていた。



冬なのに、もうずいぶん体は温まっていた。



好きな人が隣にいる。



たったそれだけで、体は温かくなって、



とっても幸せな気持ちになる。





こんな気持ちになるなんて、



今まで知らなかったよ……。