すると真紘は、ギュッと、握った手に力を込めた。 そしてあたしの耳元で、 「…………好きだ。」 そう、囁いた。 「……っ!!い、今っ、 あんまり言われたくないって言ったばっかなのにっ!!」 「いいじゃん、言わせろよ。 好きだって、常に思ってるから。」 「〜〜っ!!//」 そういうの、ズルいや…。 あたしは…どうやっても真紘には敵わないみたいだね。