こんな玄関先にずっといたら、そりゃ冷えるよね。 ただでさえ真紘は、今まで外にいたんだから…。 「リビング行こ? そろそろ部屋暖まってるはずだから。」 「あぁ…。」 あたしは真紘の冷えた手を握ってリビングに向かった。 そして真っ先にこたつに入って、 こたつの中でも、ずっと真紘の手を握っていた。