ずっと心の中で『暑い暑い…』と唱えながら、部屋が暖まるのを待っていると、 ―――――ピンポーン… とインターホンが鳴った。 誰だよこんな時に! お姉ちゃんが彼氏さんちから帰ってきたとか? とりあえず寒いのを我慢して、バタバタと玄関に向かう。 そしてガチャ…と開けたドアの先には… 「萌……」 大好きな真紘がいた。