そこには、ベッドの上で、布団を被ってずっと壁を向いて座ってる萌がいて…。 顔は見えないけど、小さく丸まった姿に、 余計に胸が締め付けられる。 「萌…「帰ってよ…」 弱々しく放たれた声はとても震えていて。 俺はその小さな体を、そっと抱きしめた。 「萌………ごめん……」 萌が素直じゃないことくらい、ずっと見てきたからわかってたつもりだったのに、 俺はまた…わかってやれなかった。