「あぁー…やっぱり先輩かわいい…」



「ん?」




後輩くんがボソッと呟いた言葉が聞き取れなくて聞き返したのに、




「何でもないです…。」




と言われてしまったので、『そっか』と言うしかなかった。




「あ、そろそろ授業始まるね。
あたしもう行くね」



「あ、はい。」



「カフェオレ、教えてくれてありがとう。
じゃあね、後輩くん」



「あのっ!」




あたしが教室に戻ろうとすると、そう、呼び止められて、