「……? その箱は?」 「えっ…これは……」 真紘の方にすごく気合い入れちゃったから、なんか千尋に申し訳ないな…… 「あ、もしかして真紘に?」 「えっ…」 ば、バレてる!! 「あ…、で、でも真紘…今……」 デートとかなんじゃ…… 「真紘なら部屋にいるよ? 行ってきたら?」 「……うん、ありがとう!」 千尋に招かれ、あたしはタタタッと真紘の部屋に向かった。