【*萌SIDE】 「6時だ…」 さすがに千尋ももう帰ってきてるだろうと思い、あたしはカップケーキの入った袋を持つ。 そして、デコレーションも終わった、真紘にあげるためのケーキも、丁寧に箱に入れて準備した。 もしも受け取ってもらえなかったら、諦めよう。 もう嫌われたんだって、ちゃんと受け止めよう。 ふぅ…と深呼吸して、あたしは家を出た。