―――――クリスマス当日。 「出来たぁ! あとはデコレーションするだけだ!」 あたしは朝から、ケーキを作っていた。 そう…真紘にあげるためのケーキ。 でも真紘だけっていうのは可哀想だから、 千尋にもちっちゃいカップケーキを作った。 カップケーキは可愛らしい袋に入れて、 早速、千尋の家に向かった。