「ねぇ~、真紘先ぱ~い!」 「……!」 真紘と、あの女の子が、 中庭にやって来たからだ。 最悪……。 「萌…、離れようか?」 「ううん…いい。」 ここで離れたら、あたしが避けてるみたいじゃん。 別に……真紘にとっては何にもないことなんだから、 避ける方が、変に思われちゃう…。 木で隠れているからか、 あいにく、真紘たちはあたしたちに気付いてなくて、 だけどあたしたちには、ハッキリとその会話が聞こえた。 「ねぇ、真紘先輩…」 「何だよ」