「これとかは?」



「それはちょっと…」




だ、ダメか…。




「俺はこんなのとか好きですけど…」



「えー…可愛くない」



「そうですか…。」




どうやら、あたしと綾斗くんの趣味は全くと言っていいほど合わないようだ…。



どうしよう…と悩んでいると、




「あっ!」




ピンク色の、かわいらしい蝶のストラップを見つけた。




「先輩?何かいいのありました?」



「これ、可愛くない!?」



「蝶々…いいんじゃないですか?
俺は好きですよ!」



「ホント!?」