―――――そして。 「あー、それこっち!」 「それ取ってー!」 学校では、文化祭の準備が進められ、 今日はもう、文化祭二日前だ。 今日誘わないと…。 そう思ってあたしは、千尋と真紘のもとにむかう。 だけどあいにく、千尋しか教室にいなくて、 とりあえず、千尋にだけ先に言うことにした。 「あのさ、千尋、」 「萌、どうしたの?」 文化祭の準備をしながらも、あたしの言葉に耳を傾けてくれて、 「えっと…明日、学校終わったらさ…、 あたしの家に来てくれないかな…?」