「すみません、遅刻しました。」



「おー、来栖たちが遅刻とは珍しいな」




教室に入ると、先生があたしと千尋、真紘を見て驚く。



しかし、




「如月と小田切はそろそろ学習しろ。」




円香と楓くんは遅刻常習犯。



おかげさまで、先生は呆れ顔。




「家を出る時間は決して遅くはないんですけどねぇ」




『歩くのが遅いんですかね?』とヘラヘラ笑ってる楓くんに、



先生は『ならもっと早く歩け』ってすかさずツッコんでいた。