「………綾斗くん…」 元々、もう帰る予定だったけど… 最後にあんな顔させちゃうなんて… それもこれも、 全ッ部コイツのせいっ!! 「離してよっ!!」 肩にまわされた手を、あたしはパシンッと振り払った。 「何であんな嘘ついたの? そんなこと言わなくたって、もう帰るつもりだった!」 綾斗くんにあんな顔をさせてしまったのが、 申し訳なくて…。 「真紘が来るまで、『楽しかった』って笑って…くれてたのに……。」 あたしは真紘を責めるように、キッと睨み付けた。