待ち合わせ場所に着いた頃には、もちろんもう綾斗くんはいて。 「萌先輩!」 「綾斗くん!」 ハァハァと息を整えつつ、 あたしは『ごめんなさい!』と頭を下げた。 「いや、全然大丈夫です。 むしろ、俺より早く来られてた方が不安でしたから。」 「へ?」 「だって先輩…ナンパされそうだし」 は? あたしが、ナンパされる?